コーチとして常にポジティブであり続けるための方法とは?
人としての私の弱点の1つは、時に完璧主義者で、時にあまりにも批判的であることです。これは、私がコーチとして常に意識していなければならないことです。なぜなら、あなたがあまりにも激しく、または常に選手のミスを指摘するならば、彼らは自信を失い、怖がってしまうからです。コーチDon Kelbickが何度も私たちに語ったように、あなたは選手の「失敗に対する恐怖心を取り除く」ことを考えなければなりません。それが彼らの潜在能力を発揮させる最善の方法です。
話は今年の感謝祭での出来事につながります。私はカンザスシティからアイオワ州へと車で帰省しました。そのとき私の父親が、私の高校時代のコーチKevin Barnesが、私に練習を手伝ってほしいと話していることを教えてくれました。これは本当に私を興奮させました。なぜなら私は、コーチBarnesと長い間話をしていませんでしたし、子どもを指導し、バスケットボールの周りにいることが大好きだからです。その前の年、私は弟と一緒にこのウェブサイトの構築に時間を欠けていたため、コーチングをする機会がありませんでした。そしてまた、彼が息子のチームをコーチングしている経験を共有してもらいたかったのです。
コーチBarnesの最高の資質の1つは、常にポジティブな能力です。彼が選手に修正を促したとしても、彼はそれをジョークに変えて、選手を笑わせる妙な能力を持っています。あなたが彼のやり方に慣れるならば、興奮とポジティブな感情を感じることができるでしょう。
例えばある練習の際、1人の選手が2対1の速攻に持ち込みました。ところがゴールの下まで深く入り込んでしまいました。彼は止まってパスを出そうとしましたが、遅すぎました。もう1人のディフェンダーが彼を捕まえてボールを奪いました。
私がまず考えたのは「君はもっと早いタイミングでパスを出すか、シュートまで持ち込まなけれならない。もっと周りに注意を払って良いパスを出す必要がある」と伝えることです。
しかしコーチBarnesは、「素晴らしいハッスルだ! もっとコートを走り回ってブレイクを出すんだ!」と言いました。決して悪い判断について触れることはありませんでした。
おそらく何人かのコーチは「子どもはどうやって何が悪かったかを知ることができるのか」「悪いプレイを正す必要がある」と考えるでしょう。私自身も、悪いプレイが起こったときにすべての間違いを訂正する必要があると考えていました。私がこのとき瞬時に学んだのは、すべての間違いを訂正すれば、選手がプレイすることを恐れてしまうことです。これは選手にとってもっとも悪い精神状態です。あなたは選手たちが恐れることを望んでいます。
彼らはまた、あまりにも多くのことを考える傾向があり、それは単にプレイに対して反応するのではなく、フリーズしてしまうことにつながります。言うまでもなく、選手は常に修正を受け、自身で解決策を発見する機会を逃せば、自身で学ぼうとすることはありません。
ほとんどの場合、選手は何度か間違いを犯しますが、あなたが何も言わずとも、自身で修正をすることがあります。
今、私はあなたが決して選手を修正すべきではないと言っているわけではありません。選手が立て続けに同じミスを犯した場合、肯定的に彼を修正する必要があります。その場合私は、コーチMorgan Wooten(デマーサ高校HC)のサンドイッチ技術をおすすめします。それは肯定的な声かけ、修正、肯定的な声かけです。
肯定的な声かけ:ジミー! どんどん速攻を仕掛けろ! 君はいつもうまくやっているはずだ!
修正:だけど次は、少し早めに判断をしてみなさい!
肯定的な声かけ: 激しくプレーし続けなさい! 常にハッスルし続ける自分を好きになりなさい!
忘れないでください。選手が若いほど、自身で間違いを発見するために与える時間は増えるべきです。
あなたにも肯定的であり続けるための方法がありますか? もしそうなら、その方法を教えてください。
出典:How Do You Always Keep a Positive Attitude as a Coach?|breakthroughbasketball.com
※本記事は出典元の許諾を得た上で、全文翻訳の形で掲載しております。
この記事の著者
- JeffとJoeのHaefner兄弟が2006年に開始。バスケットボールコーチ向けの情報サイトやDVD、キャンプやアプリなどのコンテンツを開発。これまでに200万以上の訪問者、1万以上の記事を公開するなど、バスケットボールコーチへのサポートを提供している。
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