ステフ・カリーの父、名シューター デル・カリーが教える、シュートにおける8つの一般的なミスの修正ガイド
デル・カリーは、名シューターとして知られる、元NBA選手で、息子にはステフォン・カリーとセス・カリーがいます。この記事では、シュートにまつわる一般的な8つのミスと、その修正方法について説明します。
目次
1.シュートが左右にずれる
これは恐らく最も一般的なミスで、肘の位置が正しくないことが原因です。 肘がゴールに対して真っ直ぐであるようにして、左右にずれていないことを確認してください。
2. 腕が視界を遮ってしまう
腕が自分の視界を遮らないようにしてください。両目でしっかりとゴールを見られるようにしてください。
3. 腕が伸び切っていない
フォロースルーが少なく、シュートの最高点で腕が伸び切っていない場合は、下記のドリルを行ってください。
4. リリースポイントが低い
シュートのリリースは、自身が可能な限り高い位置で行います。シュートが腰の高さから撃たれれば、当然ブロックは容易です。ステフォン・カリーは、以前胸のあたりからシュートを撃っていましたが、デルとひと夏の練習をした後、頭の上からリリースするようになりました。
5. 両手の親指がボールの上に乗る
ガイドハンドがあまりに関与していることは、両手の親指がボールの上にあり、かつシュートモーション時に自身の方向に向くことを意味します。シュート体勢時のガイドハンドの親指は、天井を向く必要があります。
6. キャッチした後に膝を曲げる
次のシナリオを想像してください。ボールをキャッチし、しゃがみ、シュートを撃つ。あるいは、すでにしゃがんだスタンスでボールを受け、シュートを撃つ。どちらが早くシュートを撃てるでしょうか。デルは、早くシュートを撃つために、膝を曲げた状態でボールを受けるべきだといいます。
7. ジャンプシュートで体勢が横に流れる
前後へのずれは、左右のズレよりもましです。ジャンプシュート時に、着地点がジャンプした位置から左右にずれるなら、同じ位置に留まるか、少し前に飛ぶようにします。
8. ガイドハンドが離れるのが早い
ガイドハンドは、シュートをリリースする直前まで、シュートハンドと同じ位置まで上げる必要がある。もしガイドハンドを離すのが早ければ、コントロールを失いやすくなります。
出典:Dell Curry’s guide to fixing 8 common shooting mistakes|Coachbase
※本記事は出典元の許諾を得た上で、全文翻訳の形で掲載しております。
この記事の著者
- バスケットボール コーチのための練習プラン作成アプリ「Coachbase Basketball Practice Planner」、ベストセラーの作戦版アプリ「Basketball coach's clipboard」を開発・販売。ブログでは戦術を始めとした数多くの記事を公開している。
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