インタビュー:塚本鋼平(能代市バスケの街づくり推進委員会 副委員長) その4
能代での勉強会の今後の構想について教えてください
今後も情熱をもって伝え、能代での勉強会はどの勉強会よりも卓越しており、やっぱりバスケットの首都は能代だなぁと感じてもらえるようにしたいです。
これから開通が決まっている北海道新幹線は、東京から来る新幹線は盛岡から八戸、新青森、新函館、札幌と延伸していきます。
これは過疎化・少子化の進行が全国のどの地域よりも進行が早い北東北の北西部を、より冷やして行く原因になるかもしれません。
しかし能代は、古くは古事記に登場した渟代であり、木都として反映した過去があります。そして能代工業高校が58回も全国優勝してくれた、バスケットボールがあります。
この2つの有効な観光資源を能代の子どもたちのためにも発展させてあげなければならないと強く思っています。全てはバスケットの首都能代のために。
しかしこれは1りでは成し遂げることはできません。バスケの街推進委員会の皆さんに協力を仰ぎながらみんなで進めていきたいと思います。
とりわけバスケの街能代を「知」の部分から発展させていこうとする分野においては、私ができる限り頑張っていきたいと思います。
例えば、バスケの首都「能代」を実現する為に「スタンダード」として考えていることはありますか??
能代スタンダードは
P:Pride
私たちはバスケの街能代でバスケットボールを支えている。能代市民のために、能代の子供たちのためにバスケットボールを発展させ、バスケットボールの首都能代をつくる。
E:Enthusiasm
私たちはバスケットボールに対して情熱を持っているだけではない。激しく熱く燃えるような情熱をもっている。
A:Aggressivense
バスケットボールの首都能代にするためにできることは積極的に行動し、バスケットボールを愛している人たちのために一生懸命に行う。
C:Care
能代の人たちみんなで互いに支え合い、バスケットボールを通じた街づくりを推進する。行動を起こそうとしている人を助け、手助けをする。
H:Happy
バスケットボールを通して能代の人たちを幸せにしよう。能代でバスケットボールに触れることが幸せだと思ってもらう。
能代スタンダードは「PEACH」だと思います。バスケットボールはもともと、桃のカゴに入れたので、その「PEACH BASKET」をゴールに頑張っていきたいと思います。
(interview 2013.1.3 片岡秀一/UPSET)
塚本 鋼平 ツカモト コウヘイ
1977年7月16日生まれ、秋田県出身。藤里中学校‐鷹巣高校‐札幌大学‐札幌大学大学院経営学研究科。小学校からバスケットを始め、進学した札幌大学では3年次、4年次と主務を務め、4年次には北海道学生バスケットボール連盟委員長を務める。卒業後、秋田県の高校に勤務し、能代西高校、大館高校(定時制、全日制)、市立合川高校の男子バスケットボール部、由利高校、市立能代商業高校の女子バスケットボール部を指導。2009年~2011年札幌大学男子バスケットボール部A・コーチ。2010年7月に『プリンストンスタイルオフェンス』を編訳し出版。2011年にMBA(経営学修士)を取得。JBA公認C-2コーチ。特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会正会員。2012年7月~バスケの街能代推進副委員長。所属学会:経営行動科学学会,産業・組織心理学会,日本コーチング学会。
関連記事
この記事の著者
-
1982年生まれ。埼玉県草加市出身。株式会社アップセット勤務の傍ら、ゴールドスタンダード・ラボの編集員として活動。クリニックのレポート、記事の執筆・企画・編集を担当する。クリニックなどの企画運営も多く手掛け、EURO Basketball Academy coaching Clinicの事務局も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。 J SPORTSでB.LEAGUE記事も連載中。
宮城クラブ(埼玉県クラブ連盟所属)ではチーム運営と共に競技に励んでいたが、2016年夏頃に引退。HCに就任。これまで、埼玉県国体予選優勝、関東選抜クラブ選手権準優勝、関東クラブ選手権出場、BONESCUP優勝などの戦績があるが、全国クラブ選手権での優勝を目標に、奮闘中。