インタビュー:小泉明彦(neoうめや)その3

小泉明彦03

 

 

 

 

 

 

好評シリーズ第3弾。文武両道バスケットマンである小泉明彦氏。デューク大学の熱狂的なファンである小泉氏の目線から、USA代表のコーチに就任したコーチKの言動はどのように映ったのか、などについて。

ゴールドスタンダードについて、どのような経緯で書籍に出会いましたでしょうか?

訳者の佐良土さんがゴールドスタンダードの前に翻訳・発行されたBEYOND BASKETBALL(コーチKのバスケットボール勝利哲学)を、デュークファンの友人から紹介され読みました。

非常に面白く、コーチKの考えをより深く理解することができたので、その後佐良土さんがゴールドスタンダードを翻訳されるとの話を聞き、発売日にすぐに購入して読みました。

印象に残った言葉・エピソードは沢山ありましたが、本書でのコーチKとスーパースターである選手とのエピソードを通じて、コーチKのバスケットボールのコーチングが素晴らしいことは勿論ですが、加えてバスケットボール界最高のメンターであり、モチベーターであることを改めて強く感じました。

書籍の中で、一番印象に残っているKさんの言葉およびその理由についてご教示ください

その中で一番印象に残っている言葉を挙げるとすれば、コーチKが最初に発した言葉ではないのですが、ジェリー・コランジェロとの会話の中で出てきた「私たちはバスケットボールに借りがある」「私たちが完全には恩返しなどできないほど素晴らしいものなのだ」というものです。

文字通り、バスケットボールを愛し、バスケットボールへの感謝を表した言葉ですが、むしろバスケットボール界に多大な貢献をし、さまざまな記録を残してきたコーチKほどの人物が、この言葉に感銘を受け、共感したことに感動しました。

私自身も、選手・スタッフとして30年以上に渡りバスケットボールに関わってきまして、バスケットボールを通じて様々な経験をし、色々なことを学ばせてもらい、人間関係も含め現在の自分があるのはバスケットボールのお陰であると感謝しており、大きな借りがあると思っています。

現在は、指導者活動もバスケットボール界に貢献するような仕事もしていませんが、この「私たちはバスケットボールに借りがある」という言葉を忘れずに、いつか少しでも恩返しとなるようなことが出来ればと思っています。

コーチKさん自身の言葉としては、どのような言葉が印象に残っているでしょうか?

コーチK自身の言葉として、一番印象に残っているのは、「モチベーションを高めるための時間(Time to get motivated)」という項の、「チーム作りにおけるリーダーの重要な任務の一つに、チームのメンバーたちのモチベーションを高めるために必要なことを察知することが挙げられる。それは、日々の中で、チームの気持ちを高めてプレイすること、自分たちの使命を完遂するのに必要なレベルに達するようにすることを目指している。」という言葉です。

モチベーションを高めることが大切だということは、最近は当たり前のように言われていますが、コーチKは優れたリーダーに必要な素養として明確に、「モチベーションを高めるために必要なことを察知する」能力を挙げおり、この意識こそが、前述したようにバスケットボール界最高のモチベーターであると思っている所以です。

(interview 2013.3 片岡秀一/UPSET)

インタビュー:小泉明彦(neoうめや) その4

この記事の著者

片岡 秀一ゴールドスタンダード・ラボ特別編集員
1982年生まれ。埼玉県草加市出身。株式会社アップセット勤務の傍ら、ゴールドスタンダード・ラボの編集員として活動。クリニックのレポート、記事の執筆・企画・編集を担当する。クリニックなどの企画運営も多く手掛け、EURO Basketball Academy coaching Clinicの事務局も務める。一般社団法人 Next Big Pivot アソシエイトとして、バスケを通して世界を知る!シリーズ 第1回セルビア共和国編では、コーディネーターとして企画運営に携わりモデレーターも務めた。 J SPORTSでB.LEAGUE記事も連載中。

宮城クラブ(埼玉県クラブ連盟所属)ではチーム運営と共に競技に励んでいたが、2016年夏頃に引退。HCに就任。これまで、埼玉県国体予選優勝、関東選抜クラブ選手権準優勝、関東クラブ選手権出場、BONESCUP優勝などの戦績があるが、全国クラブ選手権での優勝を目標に、奮闘中。