ペリメーターでのビッグマンのディフェンスドリル
チームのビッグマンのマッチアップが、相手チームのガードにスイッチされ、ペリメーターで1対1の状況になったときのことを思い出してください。恐らく相手のガードは、中に切り込み、容易に得点したのではないですか? これは恐らく、ビッグマンが迷い、何をすべきか分からなかったからでしょう。
ビッグマンがガードにスイッチされたときの、正しいプレイ方法を誰も知りません。このドリルは、ビッグマンの長さを生かす方法を教える機会をあなたに与えます。ビッグマンはベリメーターのディフェンスに慣れる必要があります。
ドリルの目的
このドリルには2つの目的があります。1つはガードのため、もう1つはビッグマンのためのものです。ガードもビッグマンも、お互いに競争するのです。
- ガードはスペースを作って良いシュートを撃つ
- ビッグマンはガードをディフェンスし、シュートを防ぐ
対象年齢
対象は全ての年齢です。
セットアップ
チームの4人のビッグマンが必要になります。ハーフコートそれぞれで、フリースローの延長線上の両サイドに彼らを置きます。その後、チームの残りの選手を彼らの前に整列させます。
やり方
- ハーフコート内では、1つのグループだけがドリルを行うようにします。ハーフコート内で同時に実行すると、それぞれの邪魔をしてしまいます。
- ガードがシュートを決めるか、ビッグマンが止めるかによって完了し、その後、ビッグマン以外の選手は別のグループに移動します。
- ビッグマン以外の選sニュが、4人のビッグマンに対してそれぞれ2回ずつ対戦するまで行います。2順メモ2
得点方式
ビッグマン以外の選手は、得点を獲ると1ポイント、ビッグマンは相手を止めたら1ポイントを獲得します。
2順目も同じルールを適用し、ビッグマンとそれ以外で、それぞれ最も多くの点を獲得した選手が勝者です。
コーチングポイント
- ドリルの主な目的は、ビッグマンが自身の長さを使って守るように教えることです。一般的には、ビッグマンがクイックネスで不利な立場に陥りますが、ビッグマンにとっての強みである「長さ」を使ってディフェンスすることに集中する必要があります。あなたが最初に気づくのは、ビッグマンが、ガードと同じように「近づいて」ディフェンスすることです。ビッグマンはこうするべきではありません。シュートが撃たれそうなときにブロックに飛べる限り、できるだけ離れてプレイする必要があります。仮にシュートを撃たれたとしても、手で顔を覆われるようにして撃たれたシュートは、ドライブされてゴール近辺で撃たれるものよりもはるかに危険は少ないです。
- ガードはボールハンドリングとドリブルを使って、ディフェンダーとの間にスペースをつくる力の向上に取り組みます。
- ビッグマンが、常に低い姿勢を保つようにしてください。
出典:Defensive Drill – Big Man Perimeter Isolation|http://www.basketballforcoaches.com/
※本記事は出典元の許諾を得た上で、全文翻訳の形で掲載しております。
この記事の著者
この著者のほかの記事
- 個人スキル2018.07.03ピック&ロール(Pick and Roll)完全ガイド Vol.1
- 個人スキル2018.04.17ペリメーターでのビッグマンのディフェンスドリル
- 個人スキル2018.03.15実戦のための5つのフリースロードリル
- コーチング2018.01.30バスケットボールの指導における男女の違い