FIBAのポジション別バスケットボールスクール

 

あったらいいですよね?笑

世界中のバスケットボール機関を統括するFIBAなら、いろんな情報を集められるでしょうから。

というかありました!!

 

FIBA Hoops Coach

FIBA Hoops Coach

こちらのサイトでは、ご覧の通りペジャ・ストヤコビッチやディノ・ラジャといったNBAでも活躍した往年の名選手による指導を、無料でオンライン上で見ることができます。難点は全部英語ということでしょうか。。。ただ動画を見るだけでも十分勉強にはなりそうです。

 

 

簡単に見方の解説を

 

・VIDEO INSTRUCTIONS

ちょっと見えにくいですが、上部のメニューの「VIDEO INSTRUCTIONS」にカーソルを合わせるとメニューが下りてきて、見たい選手(ポジション)のページに飛びます。

トップページの写真をクリックしても同じページに飛びます。各ポジションをレクチャーしてくれるのは、FIBAらしく国際色豊かな以下の面々です。

 

ちょっと読み方が分からなくてすみません。ジョルジェビッチでしょうか? セルビアの方でヨーロッパの名門を渡り歩いた名選手のようです。NBAにも1年間在籍。現在はセルビア代表のヘッドコーチをしているようです。

 

同じく読み方は分かりませんが、レアルマドリードなどで活躍したスペイン人選手のようです。ペリメーターからのシュートやスクリーンの活用などをレクチャーしています。

 

ようやく知っている選手。日本でもおなじみですね。NBAサクラメント・キングスなどで活躍した名シューターです。実はまだ36歳と若いのですが、怪我の影響などパフォーマンス低下が見られたため2年ほど前に引退しています。ちなみに彼が10代からプロで活躍していたことから、選手生命は年齢ではなくプロとしての勤続年数が影響するのではないかという議論の発端にもなりました。豆知識です。

 

読み方は色々言われますが、NBAユタ・ジャズなどで活躍したトルコ人選手です。ビッグマンでありながら3Pが上手いというヨーロッパらしい選手の筆頭としても名前が挙がります。wikiによると今はトレイルブレイザーズにいるらしいですが、多分いないはずです。このサイトでは、純粋にポスト周辺のスキルを教えています。

 

懐かしすぎです。90年代にNBAボストン・セルティックスでプレーし、その後はヨーロッパで2003年までプレーしていたようです。彼もポスト近辺のムーブを中心にレクチャーしています。

fibahc_02
それぞれのポジションに飛ぶとこんな感じ。リンクが分かりにくいのですが、左の赤丸で囲んだ部分の文字をクリックすると、それぞれの映像が流れます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・PHYSIOLOGY=生理学

映像解説の右にあるこの項目では、身体機能についての解説をみることができます。この辺はさすがに難しいので、国内で類書を探すか専門家に聞くほうが間違いないでしょう。

 

・NUTRITION=栄養学

その右側にあるのが栄養学。これも日本語で書かれた文献を参照するほうが早いし正確でしょう。

 

・Q&A

これいいですね! 世界のトップレベルで活躍した選手の生の声が聞けます。ヒアリングができなくても、右側に同じ文章が書いてあるのでなんとなく理解できます。例えばストヤコビッチの場合、「一番印象に残っている試合は?」に対して、「ユーゴスラビア代表として出場した去年の世界選手権で、アルゼンチンと戦った決勝戦だね」。と答えています。

※2002年、アメリカで行われた世界選手権のこと。アルゼンチンを下してユーゴスラビアが大会2連覇を達成した。

NBAの試合が挙がるかと思いきや意外でした。確かに色々と複雑な国の代表として世界一になったのは感慨深いものがあったのでしょうね。(恐らくこの試合です↓)

 

なんなんすかコレ
なんなんすかコレ

最後に「Gallery」ってありますけど、よっぽどマニアじゃない限り見てもしょうがないです 笑。

 

土日で練習や試合がある人は、今日のうちに予習して活用してみてはいかがですか。それでは良い週末を!

この記事の著者

岩田 塁GSL編集長
元・スポーツ書籍編集者。担当書籍は『バスケ筋シリーズ』『ゴールドスタンダード』『シュート大全』『NBAバスケットボールコーチングプレイブック』『ギャノン・ベイカーDVDシリーズ』『リレントレス』他