バスケットボールの基本のカット10種類
適切なカッティングの動きは、育成年代のバスケットボールで教えられていないスキルの1つです。
コーチの多くは、選手に適切なカットを教えることについて心配しておらず、時間とともに「自然に理解する」と言います。 私はそれとは異なる意見を持っています。 少なくとも「適切」ではありません。適切なカットは、試合中の望むときに選手をオープンにすることができるでしょう。
選手は自身でオープンになる方法を学ぶ必要があります。 パスをもらうために、常にスクリーンを使用できるとは限りません。場合によって、選手は単独でオープンを作る必要があるでしょう。コーチは、それをどのようにして行うのかを教えることが必要です。
レジー・ミラーやレイ・アレンのような選手は、1つのドリブルを突くことなく30点を獲ることができます。それは、ディフェンダーを読む技術を習得し、適切なカットを使ってパスを受けることができるからです。
この記事では、バスケットボールの最も一般的なカットを10個紹介します。
目次
1. バックドアカット – Backdoor Cut
バックドアカットは、ディフェンダーがパスコースに入ってオーバープレイしているときに使われます。
バックドアカット最大の課題は、簡単なレイアップにつなげるために、ボールマンの高いパススキルを必要とすることです。 これが、育成年代のバスケットボールで、バックドアが一般的ではない理由です。パススキルの欠如は、多くのターンオーバーをもたらします。
またバックドアのカットを最も効果的に使うためには、ディフェンダーを引きつけ、瞬時に方向を変えてゴールに向かう爆発力が必要になります。
2. Vカット – V-Cut
Vカットは最も一般的なカットで、ペリメーターでパスを受けてオープンになりたいときに多く使われます。
Vカットはまた、選手同士のボディコンタクトが求められます。オフェンスはディフェンダーを3Pの内側60cm(2フィート)まで押し込み、爆発的な動きで外に飛び出してボールを受けます。]
3. Lカット – L-Cut
Lカットは、ローポストにいるときに、ペリメーターでオープンになりたいときの良い選択肢です。
このカットは、オフェンスに素早い動きが求められません。その代わりに、良いフットワークと上手な身体の接触により、効果的になります。
方法は、ディフェンダーをエルボーまで連れていき、内側の足をディフェンダーの前に出して軽く押さえつけてスペースを作ります。そしてボールを呼びながらウィング方向へ飛び出します。
4. カールカット – Curl Cut
カールカットはスクリーンの周りを回ってカットする方法です。
このカットでは、オフェンスにディフェンダーの動きを読む能力が求められます。もしディフェンダーがスクリナーの後ろを回って後ろをついてくるなら、カールカットはオープンなレイアップを撃つための最適な選択肢です。
しかし、もしディフェンダーがスクリーンの上側に回るなら、次で紹介するフレアカットが最適な選択肢になります。
5. フレアカット – Flare Cut
カールカットとフレアカットは相互に作用します。
もしディフェンダーがスクリナーの上側を回ってくるなら、フレアカットでコーナーでオープンを作ることができます。
6. ディープカット – Deep Cut
ディープカットは、フロアの一方のサイドにいる選手がベースライン沿いを動いて、逆サイドにカットすることです。
このカットはゾーンディフェンスに対してよく使われています。これは、ゾーンディフェンスの場合、ボールの動きに集中し、選手のカットを見ることができないからです。
7. UCLAカット – UCLA Cut
UCLAの伝説的なコーチ、ジョン・ウッデンによって普及されたものです。
これは、トップオブザキーのスクリナーとペリメーターのパッサーが必要で、トップの選手がハイポストのスクリナーを使ってペイントエリアにカットするものです。適切に実行されれば、カッターはオープンレイアップにつなげることができます。
8. フロントカット(ボールサイドカット) – Front Cut
フロントカットは自身のディフェンダーのボールサイドにカットする動きです。
通常は、ディフェンダーの裏側に対してフェイクを入れてからボールサイドにカットします。これにより、ボールの最も近くを通ってカットすることができます。
9. シャロウカット – Shallow Cut
シャロウカットは、ドリブルしている選手と位置を交換したいときに使われます。これはつまり、適切なポジションに移動するまで、自身のディフェンダーを下に居続けさせることが必要になります。
10. フラッシュカット – Flash Cut
フラッシュカットは、ポストプレイヤーが素早く爆発的な動きでハイポストに上がる動きです。
出典:10 Basketball Cuts Every Coach Must Know|http://www.basketballforcoaches.com/
※本記事は出典元の許諾を得た上で、全文翻訳の形で掲載しております。
この記事の著者
この著者のほかの記事
- 個人スキル2018.07.03ピック&ロール(Pick and Roll)完全ガイド Vol.1
- 個人スキル2018.04.17ペリメーターでのビッグマンのディフェンスドリル
- 個人スキル2018.03.15実戦のための5つのフリースロードリル
- コーチング2018.01.30バスケットボールの指導における男女の違い