優れたシューターになるための14の秘訣
近年ではもはや定番のステフォン・カリー、少し前だとレイ・アレン、さらに前だとレジー・ミラーといった、偉大なシューターが持つアティチュード(精神姿勢)に迫ります。
優れたシューターになるための14の秘訣
私の意見では、真の偉大なシューターは今や絶滅危惧種になるだろう。今や各カテゴリーの選手はますます上手くなってきている(編注:ピュアなシューターは少ないが、総合的なスキルを有した選手が増えているというニュアンスと思われる)。得点能力は高いが、ピュアシューターは減っている。
あなたがもしより多くのプレイングタイムを得たり、次のレベルへ到達したいのであれば、シュートは全てのチームやコーチが必要とするスキルの1つになる。まるでピュアゴールド(純金)のように、ピュアシューターは今や貴重なのだ。以下に優れたシューターがすべき14の項目を挙げる。
- 優れたシューターが持つ意識。「シュートが入る時は、シュートを打つ。シュートが入らない時は、シュートが入るまで打つ」
- 優れたシューターは、直前のシュートが入ろうが入らまいが気にしない。彼らは試合に影響を与えられるただ1つのことである次のシュートに集中するからだ
- 優れたシューターはいつでも「次のシュートは入る」と信じている。たとえ今までのシュートが悪かろうとも
- 優れたシューターは自身のルーティーンと儀式を持っている。彼らの練習は無計画ではあり得ない。彼らは練習で「試合の場所から、試合のスピードで、試合のシュートを打つ」
- 優れたシューターは500本のシュートを決めようとは思わない。1本のシュートを500回決める。これは明確に異なっている
- 優れたシューターは足の置き方からフォロースルーまで、毎回同じように撃つ
- 優れたシューターはシュートを「決める」ために体育館に行く。シュートを「撃つ」ためではない。500本を「撃つ」だけなら誰でもできる。真の目的はゴールに入れることだ
- 優れたシューターはいつでもシュートを打つ準備ができている。足、手、目、そして心まで全てだ
- 優れたシューターはシュートを追わない。シュートが入ると信じているのにどうしてそんなことをする必要があるだろうか
- 優れたシューターは自身のシュートの強みを知り、それを最大限引き出す。彼らはパスからとドリブルからのどちらが良いシュートを打てるか、あるいは右に動くのと左に動くのとどちらが良いシュートを撃てるのか、そしてコートのどこが最も高い確率で決められるかを熟知している
- 優れたシューターは確実なシュートを打つために、シュートを「打たない」ことがある
- 優れたシューターのシュートが左右にずれることは稀である
- 優れたシューターはオープンを作るための効果的なスクリーンの使い方を知っている
- 優れたシューターは運や何かによって偉大なのではなく、練習に力を注ぐから偉大なのだ
アランが紹介するシューティングドリル
そして私の友人でありビジネスパートナーでもある、Pure Sweat Basketballのドリュー・ハンレンがシュートにまつわる金言を授けてくれた。
- もし悪いフォームで練習をすれば、それは悪いシュートを完璧に身につけるだけにすぎない
- もし練習中で特定のシュートを60〜70%の確率で決めることができなければ(ディフェンスがいない状態で)、試合で使えるシュートを撃てるようにはならない
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- 目的を持った練習を通じたシュートを身につける
- コート上のホットスポット(得意なエリア)と自身のシュートレンジを理解する
- ゲームの流れの中で最適なシュートを打つ高いシュート確率を得るためには、以下の3つが重要
引用:14 Things Great Shooters Do
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この記事の著者
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あらゆるレベルの選手やコーチに、バスケットボールのトレーニングに関するさまざまな製品やサービスを提供している。CEOのDrew Hanlenは、ブラッドリー・ビール(WAS)、アンドリュー・ウィギンス(MIN)、ドワイト・ハワード(ATL)、ジョーダン・クラークソン(LAL)、ザック・ラヴィン(MIN)など、多くのNBA選手をクライアントに持つ。現在は、DeMatha Catholic High SchoolやMontrose Christianを始めとした強豪高校や、ナイキとの仕事を含む多くのパフォーマンスコーチの経歴を持つ、元Stronger TeamのAlan Steinがパフォーマンスディレクターを務めている。
puresweatbasketball.com
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