育成年代のバスケットボールコーチによく見られる4つの間違い

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先日、私は親友である、ピュアスウェットバスケットボールのドリュー・ハンレン、そしてベターバスケットボールのリッチ・チェズロウスキーらと話し合い、ユース年代のバスケットボールコーチが練習の際に冒してしまう、4つの一般的な誤りについてのリストを作成した。これを紹介しよう。

年齢に応じた練習がなされていない

一般論として、バスケットボール選手は、年齢ではなく、それぞれのステージ(習熟度)に合わせた指導をされるべきだ。結局のところ、全ての10歳の選手は一様ではない。しかしながら、適切な成長のために、ドリルとコンセプトは、身体的・精神的・感情的な面で年齢と即していなければならない。特にユース年代のコーチの多くは、あまりに多くの時間を5対5に費やしているが、代わりにスキル開発と条件を限定したミニゲームに費やすべきだ。

練習のための練習をしている

多くのユース年代のコーチは、以下の2つのうち、いずれかの過ちを犯している。

  1. あまりに派手すぎるばかりか、本質を伴わないドリルを行っている
  2. ゲームに活かせるようなドリルが少ない(3メンなど)

こうしたコーチは、結局技術を教える代わりに、ドリルを管理するだけになってしまっているのだ。

練習が楽しくない

若い子どもがバスケットボールをプレーする理由、それは何と言っても楽しむためだ。選手はバスケットボールを楽しむべきだ。科学的には、すべての人類は、大人も子どもも、自身が成長・向上したときに、最も幸福を感じるのだと証明されている。だから選手に適切なファンダメンタルを教え、上達することに集中させることは、彼らの楽しみのために不可欠なのだ。さらには、魅力的で、適度に挑戦的で、競争的な要素を含んだドリルは、彼らがもっと楽しむことを助けるはずだ。

勝つことのために練習が設計されている

勝つことは、ユース世代のバスケットボールにとっての目的であってはならない。 継続的な成長のため、そして人生のレッスンを教えるプラットフォームとしてバスケットボールを活用するべきだ。勝つことに集中することは、99%のプレーヤーの成長を妨げ、99%の時間を浪費してしまう(全くもって私の持論だが)。コーチはプレーヤーに、「実行」をさせる方法を教えることをやめ、「プレー」する方法を教えなければならない。

編注:読者の方から質問があったので、最後の一文に関して補足します。「実行」と「プレー」の対比は、オペレーターではなくクリエーターになれという意味と私は認識しています。勝つためのシステムの中で決められたプレーだけしかできないのではなく、自発的に選択をしてプレーできる方法を教えるという意味です。

出典:4 Biggest Mistakes Youth Coaches Make|Stronger team
※本記事は出典元の許諾を得た上で、全文翻訳の形で掲載しております。
 

この記事の著者

Pure Sweat Basketball
あらゆるレベルの選手やコーチに、バスケットボールのトレーニングに関するさまざまな製品やサービスを提供している。CEOのDrew Hanlenは、ブラッドリー・ビール(WAS)、アンドリュー・ウィギンス(MIN)、ドワイト・ハワード(ATL)、ジョーダン・クラークソン(LAL)、ザック・ラヴィン(MIN)など、多くのNBA選手をクライアントに持つ。現在は、DeMatha Catholic High SchoolやMontrose Christianを始めとした強豪高校や、ナイキとの仕事を含む多くのパフォーマンスコーチの経歴を持つ、元Stronger TeamのAlan Steinがパフォーマンスディレクターを務めている。
puresweatbasketball.com