コーチがレフリーに対処するための7つのヒント
先週末、私はあるバスケットボールのトーナメントを訪れました。 私は特定のチームとして参加していたわけではなく、単に試合を観戦しに行ったのです。
若い選手のプレーを見るのは楽しかったが、私にとって気になるコーチが数名いました。彼らはあらゆる試合で若いレフリーに向かって叫んでおり、ほぼすべての試合でテクニカルファウルを吹かれるコーチがいたほどです。酷いものでした。数名の退場者まで現れ、控えめに言っても酷いものでした。
このトーナメントが私に指摘するように、コーチがレフリーに対処する方法を知ることは、時に信じられないほど難しいと感じることがあります。
そのため私は、このコラムを書いてみようと決めました。コーチは、レフリーに対処するために覚えておくべきことがいくつかあります。
目次
1. レフリーは人間である
レフリーも完璧ではありません。それはあなたや私と同様です。
彼らが100%正しいコールをできるわけではありません。あなたや私がすべての時間で正しいコーチとしての決断をできないのと同様です。
レフリーが間違ったコールをしたとしても、目の検査やルールブックを見返させることは必要ありません。
完璧であることを期待せず、一貫していることを期待してください。
2. レフリーはあなたと違う角度で試合を見ている
あなたとレフリーが試合を見ているときは、通常レフリーはあなたと別の角度から試合を見ています。
あなたが見たものをレフリーが見逃すこともありますし、あなたが見逃したものをレフリーがしっかりと見ていることもあります。
3. 模範を示す
バスケットボールのコーチとしてのあなたの役割は、単にゲームに勝つよりもはるかに重要なものです。
それをあなたが好むかどうかにかかわらず、あなたはバスケットボールのコーチとして選手にとってのロールモデルです。 選手はあなたを常に見ています。
選手に悪い習慣を教えてはいけません。物事がうまくいかないときにも、気持ちをコントロールして戦うことを選手に教えてください。
4. 選手は決してレフリーと口論しない
私のチームにとって最も重要なルールの1つは、選手はレフリーと決して口論してはならないということです。
3つ目のポイントで指摘したように、選手が口論することを許さないことによって、選手に自制することを教えています。
バスケットボールのコールがすべて自分たちの思い通りにならないということは、人生においてすべてのことがうまくいくわけではないのと同じことです。これに対処する方法を学ぶことは、すべてのプレイヤーにとって重要なスキルです。
5. あなたの役割を忘れなてはならない
経験に乏しいコーチによく見られる最大の問題の1つは、レフリーへの対処に時間をとられ、本来の役割が試合にあることを忘れてしまうことです。
あなたの役割はコーチです。忘れないでください。レフリーがあなたのコーチとしての役割に影響を与えないようにしてください。
6. レフリーに適応する
レフェリーが一貫したコールをしている限り、自分のゲームプランをレフリーのスタイルに適応させられるかどうかはあなた次第です。
例えば、ほかのレフリーよりもペイント内での激しいプレイを許容するレフリーもいます。
「ディフェンスに対応する(take what the defence gives you)」という言葉を聞いたことがあるでしょう。このルールはレフリーにも適用されます。つまり「レフリーに適応する」です。試合をレフリーに適応させてください。
7. レフリーに負けるということはない
レフリーに負けるということは決してありません。外的な要因に負けの責任を押し付けることによって、選手は責任を負うことを避けてしまいます。
選手が責任を受け入れるならば、選手は単に相手チームが優れていたのだと受け入れ、改善のために動機となります。しかし、選手が負けの責任を審判に求めた場合、彼らは試合を改善する動機を失ってしまいます。
むしろあなたは、試合の勝敗はのこり数秒で決するものではないと選手に教えなければなりません。最初の46分間のうちに、1回でも多くのシュートを撃ち、または1回でも多くのハッスルプレーができれば、その試合はあなたたちのものです。
出典:7 Important Tips to Remember When Dealing With Referees|http://www.basketballforcoaches.com/
※本記事は出典元の許諾を得た上で、全文翻訳の形で掲載しております。
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