3つのミート方法を使い分けてキャッチアンドシュートを極める

今回はキャッチしてから素早くシュートを打つための、ミートの仕方についてです! 早速ですが、まずはこの動画をご覧ください。

これはウェストバージニア大がカンザス大をアップセットしたときのハイライトです。このゲームでは外からのキャッチアンドシュートが頻繁に出現します。

どのチームでも、ドライブからのキックアウト、スクリーン、カットなどでノーマークのシュートを作ろうと努力していると思います。また一般的に、ドリブルからのシュートよりもキャッチからのシュートの方が確率が高いと言われています。

そのため、チームオフェンスを組み立てる上で、「キャッチアンドシュート」はなくてはならない存在です。しかしご存じの通り、「ノーマーク」は一瞬しかありません。パスを受けてからシュートまでが少しでも遅れてしまうと、ノーマークな状況はなくなり、確率が落ちてしまいます。

そこで今回はNBA,NCAAでもよく使われているもらい足を紹介したいと思います!

動画を探したのですがうまく説明できそうな試合の映像がなかったので、自分で撮ってみました。

動画の中で3つのもらい足を紹介しています(どのもらい足でもハンズレディーは共通です)。

  1. クイックシュート
    右足を引き、ハンズレディーした状態で待つ(右足を引くことで自然と足の準備もできる)。キャッチしたら右足を引きつけ、素早くシュート。
  2. ホップシュート
    スタンスをとり、ハンズレディーした状態で待つ。キャッチする際その場でホップして足を整え、素早くシュート。
  3. 2カウントシュート
    ハンズレディーした状態で待つ。両足を1.2と踏んでシュート。

おそらく③の2カウントシュートが、キャッチアンドシュートで最もよく指導されるやり方だと思います。この止まり方は激しいカットのスピードからきちんと止まるのには非常に有効ですが、シュートをするまでには時間がかかってしまいます。したがって、ドライブの合わせでコーナーで待っている場合など、あまり動かないでパスを待っている場合には不向きです。シュートまでの時間がかかり、ノーマークを活かしにくくなってしまいます。

③よりも、①と②のほうが素早くシュートすることができます。キャッチアンドシュートで得点したいプレイヤーに特にオススメのテクニックです。実は上のハイライトの中でも、これらのもらい足が頻繁に出現しています。①のクイックシュートのミソは「足を事前に用意しておくことで、1歩分の時間を短縮できる」ことです。2カウントシュートでは「1.2シュート」だったのが、クイックシュートでは「2シュート」だけでよくなります。また足を引いて待っていることで自然と重心も下がり、足の準備もできるのです。

②のホップシュートは最近のシューターによく見られるテクニックです。従来のジャンプストップとは違い、大きくジャンプしたりはしませんし、上に飛び上がったりもしません。その場で足を整えるために、軽く両足を踏みなおします。コーナーシューターに非常に多く見られるテクニックです。またこちらはスクリーンからや、カットからでも使うことができます。また両足を同時に踏むため重心を真ん中に置きやすく、バランスのとれたシュートを打ちやすいのも特徴です。

  • 激しいカットから止まる→2カウントストップ
  • 止まった状態でもらい、素早くシュート→クイックシュート、ホップシュート
  • スクリーンから、またはカットからシュート→ホップシュート

といったように、従来の2カウントストップを常に採用するのではなく、状況に応じて使い分ける必要があると感じました! これらのテクニックを頭に置きながら色々なシューターを見てみると面白いかと思います。最後に、英語でこのテクニックについて説明している動画があったので載せておきます!


 

この記事の著者

森 高大
森 高大
1989年生まれ、香川県出身。香東中学校-高松高校-東京大学-ウェストバージニア大学大学院アスレティックコーチング専攻。小学校からバスケを始め、大学3年次までプレイヤー4年次には学生コーチと主務を兼任しながら、株式会社Erutlucで小中学生の指導にあたる。現在はアメリカDivision I 所属のウェストバージニア大学大学院でコーチングを専攻しながら、男子バスケ部でマネージャーとして活動中。
コーチMのブログ http://ameblo.jp/tamorimorimori83/