Euro Basketball Academy Coaching Clinic Online
参加された皆様、ありがとうございました。各種ルールの理解、協力等も感謝しております。
講義項目、雑感などを投稿してみます。
(かなり冗長となっている
次回は2/9(火)です。末尾に関連情報を記載。
1、講義項目(簡易)
・自宅でトレーニングをする際に注意する事
ー怪我をさせない為に控えるべきトレーニング
ー再開後の怪我を防ぐため、自宅トレーニング期間中に重点的に取り組むべき事
ードイツでのオンライントレーニング等の事例
・オンラインMTGのデモンストレーション
(大宮北高校バスケ部の選手に対して)
※意識すべき基本的な構成の案は下記
◇Structure of online team talk
・Opening
· Engagement
・Story
・Delivery
・Feedback
・Final push
・質疑応答
①選手同士のコミュニケーションを促進する進行で留意している事
②選手とのコミュニケーション方法や機会に制限のあるケースでの案(外部コーチ)
③U12世代のコーチ。春先の自粛期間を経て、夏場以降の練習で指の怪我が多発した。
怪我をさせない為に、コーチが今の時点で取り組めることの質問。
④推奨されたトレーニングについての個別な質問
2、雑感
①大宮北高校バスケ部の選手を励まそうとする意志を強く感じた。
オンラインMTGは大宮北高校男子バスケ部の選手を対象に。
詳細は控える。デモンストレーションとはいえ、同高校のチームカルチャーや、伝統、選手の状況に沿った内容であった。
「コロナによる活動制限が終わった際、どうなっていたい?貴方のゴールは?」
「君たちのチームカルチャーは、・・・・だよね。今の状況で、何を不安に感じている?」
「仲間とは、どのようにコミュニケーションを取っているの?」
その上で、現在の状況の中で若い世代の選手を励ますようなストーリーの伝達。ロイブル氏自身が交流のある人物の不屈の精神が伝わる内容。
体育館での練習に制限がある選手の心境を慮りつつ、ご自身の人生経験の中から確信をもって伝えられるメッセージを用意された印象。
デモンストレーションという事で、実施後には一般化された全体像が示された。ただ、大宮北高校、日本の中学生・高校生の固有の状況も踏まえた内容だった印象を受ける。講義中、同高校選手の真剣な眼差しや表情が印象に残った。
高校2年生の1月~2月(新人戦など)の機会が無くなった、、という事実を自分の競技経験に照らして改めて振り返る。
やりきれない想いの中で、必死に前を向いて懸命にすべきことに取り組むU18世代の選手に胸を打たれた(さすがは大宮北高校バスケ部という所か、、、、)
②「Lötzsch」氏の逸話は驚いた。東西ドイツの冷戦下で少年時代を過ごしているロイブル氏ならではの逸話。各コーチが、自分の歩んできた人生の中で、大切だと思うメッセージを伝えることが大切だと感じた。
下記2つは参加者にとってパワーワードになりそう。
言葉だけを見ると、なんてことはない言葉だけど。。
・Fighting against the System
・Empty room is full of opportunity!!
『Lötzsch. Der lange Weg eines Jahrhunderttalents. (German Edition)』は、今のところ、ドイツ語版しかないようだ。某コーチは講習中に購入したらしい。ドイツ語なので読めないとの事(笑
③『コーチのオンラインMTG力/MTGファシリテーション能力』の重要性
特別な状況下、上記能力があればあるほど、選手が有意義な時間を過ごす事に繋がると強く感じた。各選手が大切にしている価値観を思い返したり、チームで達成したい目標を改めて想起しり、仲間との絆を感じられ、前向きに時間を過ごす助けになる。
バスケットボールの練習をマネジメントする能力と同じなんだな、、と妙に納得した。
想いの部分と、スキルの両面がある。スキルの部分は、このような講習会での事例がドンドン伝わって、ノウハウが共有されればよい。
今回、講習会が2日程で実施し、テーマも2つ。予定を変更し、本テーマを先に実施。1日1日が選手にとっては不安と葛藤の毎日。人重ねるごとに大きくなる人も多い。早めに実施できてよかった。。
④情報が共有されていくことが大切。
既に、オンラインMTGやオンライントレーニングのノウハウを整理し、事例を積極的に伝えている方も多い。精力的なメディア、オンラインセミナーなども多い。
(究ボンバイエなど)
昨晩の講習会も、その一つになれば事務局としては嬉しい限り。コーチ同士の横の繋がり、情報交換、LINEでのやり取り等を通じ、アイデアや伝播し、選手が充実した時間を過ごす契機になってほしい!
⑤「選手と共に生きる」(Individual Compromiseという概念の関連として)
B.LEAGUE COACHING SESSHIONに登壇されたマリーナ・マルコヴィッチ氏は、Individual Compromiseという概念の関連として、「選手と共に生きる」事をコーチング哲学として大切にされていると語っていた。
「スキル、戦術を体育館で教えるだけではコーチの役割は務まらない。私は、練習が終わり、では、バイバイというスタイルが好きではない。コーチと選手は、同じ場所で、同じ時を過ごし、人生を共にしている存在だ。コート内外でコミュニケーションを取り、選手と向き合う事を大切にしています。日本のコーチの方にも大切にしてほしい」
(ただし、厳しく接するし、間違っているプレーは修正もする。大事だと思う事は反復させる事がご自身のコーチとしてのスタイルだとも語っています)
同じ時間、同じ境遇を分かち合う関係性だからこそ出来る事があるのだぁ、、という想いを強くした。
3、次回の講習
Euro Basketball Academy Online Coaching Clinic (2/9)
19:10 入室受付
19:30 スタート
Topics:Coaching
Crunch time management
Substitutions
Bench work (tasks for HC, AC, support staff)
ゲームに関するコーチングについて
・クラッチタイムのマネジメント
・交代
・ベンチワーク(HC、AC、その他のスタッフの役割など
20:40 講義終了(予定)
20:55迄 質疑応答など
*本講習に関する質問のみとします。
◇参考
2015年にも扱った項目も含みます。各項目についてはアップデートされています。レポートは下記。
◇諸注意
コンビニ支払いの方は、【2/8 23:59迄】までにお振込みを完了をいただけると幸いです。それ以降の支払いになる場合、事務局まで事前に連絡ください。
◇連絡先
片岡秀一
kataoka.upset@gmail.com