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平成27年度 全国マンツーマンディレクター養成講習会(後半)の講義動画(講師:トーステン・ロイブル氏)が公開されています

日本バスケットボール協会の公式Youtubeアカウントにて、平成27年度 全国マンツーマンディレクター養成講習会(後半)の講義動画(講師:トーステン・ロイブル氏)が公開されています。
Euro Basketball Academyプロジェクトとは関係はありませんが、動画の中で扱われている内容について項目として記載します。

2015(H27)年12月13日(日) 13:00~16:30
平成27年度 全国マンツーマンディレクター養成講習会(後半)の講義動画

 

本動画のクリニックは、U-15世代でのマンツーマン実施のルール導入に向けた養成講習会で実施された内容となります。その為、ゾーン禁止の基準を説明する時間帯もありますが、動画の8割はマンツーマンディフェンス構築の為のトーステン・ロイブルコーチが提唱する考え方やドリルの説明となります。本サイトでは、以前に投稿している「平成28年度全国マンツーマンディレクター会議での指導動画(講師:トーステン・ロイブル氏)が公開されています。」が応用編。本記事が基礎編となります。

 

Euro Basketball Academy事務局/GSL編集部の勝手な講義メモ

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◇マッチアップの基準について/On Ball Deffenceについて

・アイコンタクト、手の合図などのルール説明
オンボールディフェンス、オフボールディフェンス

・オンボールディフェンスにおける手の使い方など
ボールを取りに行くリスクと、ペネトレートしてくる相手に抜かれるリスクの説明
プレッシャーを与えながらディフェンスをする手の使い方の紹介・提唱

・ボールマンのポジションによるDFのアングル
①トップ(つま先とつま先を結んだラインの説明)
②ウイング
③コーナー(サイドライン、自分の鼻の位置と相手の肩との関係性x

・フルコート(約8分ほどからスタート)ディフェンスにおけるDFのアングル
ー鼻とボールの関係性、スプリントのステップ
ー喋る事の習慣性への強調(12分毎、
ボール、DENY、Helpのボイス、練習でコミュニケーションさせるーゲームでも出来る

日本の育成世代への問題提起
「ウオーミングアップーー凄く声を出す。1,2、3、4、皆が喋る、全員喋る」
何故かというと、全体で決められた声を出すこと慣れているから。
それ自体は、全体に活気があって、凄く良い文化であると感じる。
しかし、ゲームになると、サイレント。一言もしゃべらない。
非常にカルチャーショックを味わった。
それは問題だ。

欧州は逆。アップの時間帯は、誰もしゃべれない。
自分の気持ちを高めるために、自分自身のルーティンを繰り返している。
腕立てをしたり、腹筋をしたりする人もいる。
いざ、試合前になると、一気にボルテージが上がる。
『しゃべるぞ、勝つために喋るぞ!!!』というモードになり、試合中は
うるさいぐらいに声を出して全員で連携してプレーをする。

「ウォーミングアップで勝ちたいのか、ゲームで勝ちたいのか?」という
風にも言えてしまうのではないか。

練習で「喋る」とゲームでも「喋る」事が出来る。
練習で出来た事がゲームで出来る。練習で出来ていない事がゲームで出来る事は無い。

◇DFフットワークの技術論についての説明(14分頃)

・DFのフットワーク理論の説明。

「バスケットの基礎は、どんどん変わっている。ここ15年ぐらいで有効とされるDFの
ステップも変わってきている。20年前の技術が存在しない事もある」

一つの事例

①スライドステップについて

「トップレベルでは、ステップスライドが、どんどん無くなっている。
テクニックとしては間違えではない。少し遅い」
→現在は、スプリントで守るケースが非常に多い

肩幅、ステップのスピード、サイドステップの歩幅など
※一歩一歩の歩幅を小さくし、細かなステップでスピーディーなステップが昨今は有効とされている

◇Full Courtでのon ball Deffenceでのファンダメンタルドリル(24分頃)

・フルコートのon ballとoff Ballのテクニックドリル
・ハーフコートDFでの、DenyとHelpのボイス、ステップワークのドリル
・フルスピードのバックドアに対する守り方の紹介
「オフェンスに走られたら、走らないといけない!」
※バスケット書籍に記載されているバックドアの守り方について、一般論では守れないケースを紹介。
序盤と同様に「スプリントで走って守る」事の必要なケースの紹介。

◇これまで、正しいとされている理論への警鐘「ドロップステップ/ダイヤモンドステップ」(29分頃)

バスケット界では、ダイヤモンドステップ等の名称で、DFのフットワークが有名。
ロイブル氏自身も、選手時代には何往復も、何時間もやっていた事もある。
長年やっているからといって、その理論が正しいわけではない。
ノーミドルDFを遂行しようとすれば、(ダイヤモンドステップと同じように)足を引いてしまっては
相手チームにドライブのコースを許すだけである。

ミドルラインドライブに対しては、身体を引いてゴールへの道筋を創ってはいけない。
ドロップステップではいけない。ミドルラインドライブでは足の動かした方が異なる。

◇クローズアウトシチュエーションで、ミドルラインドライブに対する身体の使い方について

クローズアウトからミドルドライブへの対応
技術的、肘の使いから、ミドルに行かれた際のステップの度合い

◇2on2+2(コーチ/パサー役)でのDeny、Help,Close outの複合ドリル(33分頃)

・Deny,Skip pass後のHelpポジション、Bump、Driveへの対応
・ゾーン禁止のルールに伴う、各種ケースに対するルール説明(ドライブに対するHelp、その後のSwitchの事例など)
※上記のプレーは、RUN&JUMPとしてマンツーマン推進のルール違反ではなく、正当なプレー。詳細の説明。

 

◇3 on 3 でのHelp&RotationのDFドリル(40分頃)

・3on3 ヘルプローテーション
・on ball screenへの対応とSwtichをするケースの紹介
※PnRでドリブラーの侵入に対し、明確にSwitchの意思表示をして守る事は、勿論マンツーマン推奨のルール違反には抵触しない。
動画では、悪いケースの実例の紹介もあり。   Swtich コミュニケーション

◇4 on 4+2(コーチ/パサー役)でのDFドリル(44分頃)

・オフサイドでのスクリーンやポジションチェンジに対するDFの考え方
・マンツーマン推進において、可否の提示
・スクリーンのケース、ポジションチェンジのケースでの事例、ルール紹介

◇5 on 5でのDFドリル

・DFコミュニケーションに負荷を与えた形でのマッチアップドリル
・DFのコニュニケーション力を要求されるドリルを通じ、ゲーム中の臨機応変なボイスの強化

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