スタン・ヴァン・ガンディが考えるアメリカの育成年代の問題点

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今日はいつもと少し趣向が異なります。NBAチームのコーチを歴任した偉大なコーチの1人、スタン・ヴァン・ガンディ氏が、アメリカにおけるバスケットボールの育成年代の問題点について語った話が話題になっています。今回はヴァン・ガンディ氏が指摘している問題点を引用し、是非皆さんにもご意見を頂きたいと考えています。

ちょうど先日も、Facebook上でこんな投稿をしましたが、コメント欄を読めば、現状のアメリカの問題点の背景が一部掴めるかもしれません。

アメリカのバスケットボール育成現場に見られる問題点とは?

さて、以下に今回の要点をまとめてみます。

  • 本当に嘆かわしいことは、ヨーロッパのコーチたちまでが、アメリカのコーチたちと同じことをしていることだ。

  • 15歳でも素晴らしい選手がいることは真実だが、どんなレベルの選手であろうとも、ファンダメンタルには取り組み続ける必要がある。ファンダメンタルを教えないことや、オフェンスとディフェンスの両面でゲームを読むことを教えないことは、単に子どもたちを傷つけるだけである。

  • ただ勝つためだけに、ゲームの90%でフルコートプレスとゾーンディフェンスをし続けるチームを、アメリカでもヨーロッパでも見てきた。セカンダリーオプションを持ったファーストプレイクのコンセプトすら持たないチームは見るに耐えない。こうしたコーチたちは、ファーストプレイクが最も簡単に得点できる方法であることを忘れてしまったのだろう。

  • またアシスタントコーチに指示を出すことさえしないヘッドコーチが見られた。1人で試合を見ることは選手を勇気づける機会を逃しているということだ。チームとして勝つことを目指している優れたコーチと選手は、アシスタントコーチの重要な役割を理解しているものだ。

  • 適切なクローズアウト、状況に応じてダウンスクリーン、ダブルスクリーン、スタッガードスクリーン、フレックススクリーンを選ぶことを学び、そしてゾーンではなくマンツーマンの状況で、かつ練習と試合の両方でこれらを適切に選択できなければならない。ピックアンドロールの代わりに、一般的なバスケットボールのセットオフェンスを教えなければならないのだ。

引用:The Problem with Youth Basketball in the USA by Stan Van Gundy & Terence Stansbury

日本の現場はどうですか?

私は現在の日本の現場を具体的には分かりません。ただもしかしたら、これと同じような問題があるのかもしれません。現場に近い場所にいる皆さん、実際はどうですか? またこの問題提起にどのような感想を持ちますか? 皆さんで是非情報を共有して、問題があるのであれば解決の提案をしていただければと思います。今少し長めの記事を書いていて時間がとられているので、今日は短いですがこんなところで。それではまた!

この記事の著者

岩田 塁
岩田 塁GSL編集長
元・スポーツ書籍編集者。担当書籍は『バスケ筋シリーズ』『ゴールドスタンダード』『シュート大全』『NBAバスケットボールコーチングプレイブック』『ギャノン・ベイカーDVDシリーズ』『リレントレス』他