チャンピオンチームが行っている「小さい」けれど大事なこと
いよいよ明日に迫った高校バスケ最大の祭典、ウィンターカップ。栄冠を手にするチームはどこか非常に楽しみですね。今日はStronger Teamから、そんな頂点を目指す選手たちに届けたいメッセージを紹介します。それぞれの県を勝ち抜いた実力者揃い。勝敗を分けるのはほんのわずかなものなのかもしれないのです。
チャンピオンというのは、何も類まれな選手によってのみもたらされるものではない。それは「類まれな」ほどに小さな事柄をしっかりと行なう、並の選手によってもたらせることがある。君たちのチームに成功をもたらすこれらの小さな事柄を、一体誰が行なうのだろうか?
- テイクチャージを奪うのは誰だ?
- ルーズボールに飛び込むのは誰だ?
- 重要なフリースローを打つのは誰だ?
- ディフェンスで声を出すのは誰だ?
- 強固なスクリーンをセットするのは誰だ?
- より良いシュートのためにパスを回すのは誰だ?
- 全てのポゼッションでボックスアウトをするのは誰だ?
- 全てのポゼッションでコートを全力疾走するのは誰だ?
- 決して走り負けないのは誰だ?
- 毎日の練習で、これら全てを行っているのは誰だ?
チームメイトがベンチに下がってきたときに立ち上がって拍手をする選手は誰か?
自分が何点獲ったか、何分出場したかを気にしない選手は誰か?
チームの勝利と自分が貢献できることにすべてを捧げる選手は誰か?
全てのチームにはこうした選手が必要なのだ。こうした選手が多いほど、成功は近づく。「小さな」事柄が「大きな」違いを生み出すからだ。そしてこうしたことは、君たち一人ひとりの選択なのだ。君が何年生か、どれだけ身長が高かろうが、どれだけ高く跳べようが関係ない。これら全ては君たちの努力と姿勢次第だ。
上記すべての事柄は、100%選手がコントロールできるものだ。
Little Things Make a Big Difference|Stronger team
3年生にとっては高校生最後の戦い。自分ができることを精一杯やって欲しいですね。そしてチーム全体の小さな積み重ねがチャンピオンに導くと信じて、一丸となって戦う姿を見せて欲しいです。
この記事の著者
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あらゆるレベルの選手やコーチに、バスケットボールのトレーニングに関するさまざまな製品やサービスを提供している。CEOのDrew Hanlenは、ブラッドリー・ビール(WAS)、アンドリュー・ウィギンス(MIN)、ドワイト・ハワード(ATL)、ジョーダン・クラークソン(LAL)、ザック・ラヴィン(MIN)など、多くのNBA選手をクライアントに持つ。現在は、DeMatha Catholic High SchoolやMontrose Christianを始めとした強豪高校や、ナイキとの仕事を含む多くのパフォーマンスコーチの経歴を持つ、元Stronger TeamのAlan Steinがパフォーマンスディレクターを務めている。
puresweatbasketball.com
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