ステップバックシュートを極める 〜応用編〜

LeBron James
それでは前回投稿の続きで、ステップバックシュートのバリエーションをご紹介しましょう。その前に~基本編~を見ていない方はこちらをご覧ください。

ステップバックシュートを極める 〜基本編〜

さてここからはバリエーションです。難易度はかなり上がります。NBAのトップ選手がやる動きだったりするので、基本の動きができるようになったら挑戦するのがいいでしょう。

1.ドラッグステップ

多分色々言い方はありますが、動きを見ると良く分かると思います。NBAだとマヌ・ジノビリやレブロン・ジェームスが得意としています。

あまりいい動画がありませんでしたがイメージとしては分かるかと思います

要はドリブルができる状態でボールを保持している状態(ライブボールなんて言い方をする場合もあります)から、ワンドリブルでステップバックする動きです。これまではドリブルを突いている状態からの動きだったのでそこが大きな違いです。角度としては基本編で説明したダミアン・リラードに近く、非常に鋭角に戻るのも特徴です。

こちらに収録されてます

2.ノヴィツキー式ステップバック

あるいは何か名称があるのかもしれませんが、名前の通りダーク・ノヴィツキーが得意とするムーブです。インサイドのプレイヤーが相手を背負った状態から使える動きです。ステップバックとフェイダウェイが合わさったような動きですね。なので卓越したバランス能力が求められます。

20秒辺りから

3.カウンタームーブ

バリエーションといえないかもしれませんが、大事なことなので触れておきます。基本にしろ応用にしろ、ステップバックを試合で使えるようになったら、それが対応されたときの武器を持っておくことが重要です。

例えばキキ・バンダウェイはステップバックしたときに相手が詰めてきたら、それに合わせてドライブで抜く動きを得意としていました。ほかにもポンプフェイクでもいいでしょうし、ステップインをしてもいいでしょう。

カウンタームーブのほかの例で言うと、カリーム・アブドゥル・ジャバーはスカイフックという強力なムーブで知られていますが、相手がそれを警戒しているときは逆側にドロップステップしてゴールに向かいました。シクマムーブと言われたターンシュートの名手であるジャック・シクマは、ポンプフェイクからドライブというカウンタームーブを持っていました。これについてピート・ニューエルは著書『Pete Newell’s Playing Big』でこのように述べています。

A complete, unstoppable low-post arsenal requires less moves than one may think. We can learn something from the greatest offensive player in the history of the NBA. He had one main move and one counter.

結局、アンストッパブルなローポストでの武器は、人々が思っているほど多くは必要ない。我々はNBAの歴史上の偉大な選手から学ぶことができる。彼らは主となる1つのムーブと、1つのカウンタームーブを持っていたのだ。

これはポストプレーについて述べた著書なのでポストプレーヤーについて言及していますが、ほかのポジションにとっても同じことが言えるかもしれません。

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この記事の著者

岩田 塁
岩田 塁GSL編集長
元・スポーツ書籍編集者。担当書籍は『バスケ筋シリーズ』『ゴールドスタンダード』『シュート大全』『NBAバスケットボールコーチングプレイブック』『ギャノン・ベイカーDVDシリーズ』『リレントレス』他